若手へおすすめのビジネス本書評BLOG

自分が読んだ本を記録するがてら、みなさんに共有できたらうれしいと思い、始めてみました! コーチングやマネジメント、戦略や企業経営などを中心に読んでいるので,その辺りを紹介しつつ、箸休め的な本も紹介できればと思います。

広告業界という無法地帯へ

 

だいぶ久しぶりになってしましました。。。

 

昼間はまだ残暑が続いていますが、

朝晩は過ごしやすい空気に変わりつつありますよね。

 

休暇をもらって少しゆっくりしてました。

家族と過ごす時間はやはり大事で、充電にはもってこいです。

 

 

そんな今回は、こちら。

 

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広告業界という無法地帯へ / 前田将多著

 

電通のクリエイティブディレクターがコラムニストとなって出した本で、
高橋まつりさんの過剰労働の時に書いたブログで火が付いた人です。

我々も広告業界にいるし、電通も近くに感じているので、
わかるわかるという節が多かったですが、
何か得るものがあったかというとそうでもなく、、、

 


我々のように広告業界の中にいるヒトからみるとあるある本みたいな感じでした。

 


本質的にはものづくりをしているメーカーと代理店という業態の違いによる、
働き方の違いが本質にあるのだと思いますが。

 

他業界、他業種の人からすると面白いかもしれませんね。

 

一見華やかな世界に思われがちな広告業界も結構地味な仕事多いです。

というか、仕事の9割は地味です。

 

新卒とか就活生とかはその辺りに憧れて入ってくるのでしょうけど、

想像と現実のギャップにやられる人も少なくないです。

 

特にインターネットの広告はそう。。。

 



過激なエピソードもあったりするのでw

是非一読してみてください。

 

 

就活している人はしっかり話を聞いて、仕事内容なども突っ込んで

ヒアリングしていってください。

ミスマッチが起きないように!

 

 

 

Cheers

 

 

世界でいちばん従業員を愛している会社

少し時間が経ってしまいました。

 

東京もすっかり梅雨入りして、ジメジメっと嫌な感じです。

 

娘を保育園に送って行ってるのですが、

子供は無邪気に雨に大騒ぎ。。。

 

 

この純粋な気持ちはいつから、雨だるいに変わってしまったのか。。。

 

W杯の日本代表がこの鬱陶しい梅雨の跳ね除けてくれると信じてますがw

 

 

今回はこちらです。

 

 

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世界でいちばん従業員を愛している会社 / コリーン・バレット, ケン・ブランチャード著

 

業界の異端児、サウスウエスト航空の名誉社長、コリーン・バレットとリーダーシップの達人「1分間マネジャー」著者、ケン・ブランチャードが語り合う刺激的で最強のリーダーシップ論。


「座席指定がない」「ファーストクラスがない」「機内食がない」「航空券がない」「VIPラウンジがない」「制服がない」「清掃員がいない」「事故がない」・・・

 

異色の経営で大成功しているサウスウエスト航空

顧客を満足させる接客法や、従業員のエピソードを交えながら、「楽しむこと」を大切にする運営方針、企業と従業員の関係などなど。。

本書の中での一番のキーワードは「奉仕型のリーダーシップ」です。

世の中的に言われているのは、サーバントリーダーシップです。

サーバントリーダーシップは、アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱したリーダーシップ哲学で、「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」という考え方に基づくものです。

そもそも「サーバント」とは、「使用人」「召使い」という意味。
部下に対して、奉仕の気持ちを持って接し、どうすれば組織のメンバーの持つ力を最大限に発揮できるのかを考え、その環境づくりに邁進するリーダーシップです。


これは「支援型リーダーシップ」とも呼ばれ、従来の所謂「支配型リーダーシップ」とは相対するものです。


サウスウエストは一番に従業員、二番に顧客、三番が株主と明確に謳っており、それが企業理念として社員にも伝わっている。

会社はだれのためにあるのか?
本当にすべきことはなんなのか?

真剣に考えるきっかけをくれました。

 

私が個人的に好きなサウスウエストっぽいと思えるのは次の動画です。

 

機内アナウンス、こんな感じでしてくれたら逆に聞いちゃいますよねwww

 

 

この夏はアメリカでサウスウエストのってみたいなーー

丁度、7月末に出張があるので。

 

みなさんも夏のご旅行に、いかがですかwww

あーーー

海外行きたい。。。。

 

 

 

 

 

次回もよろしくです。

 

 

Cheers.

 

 

問題児 -三木谷浩史の育ち方-

5月も今日で終わり。

 

夏を先取りしたような5月でした。

6月は鬱陶しい梅雨。

 

それを越えたら暑い夏。

 

2018年も半分が過ぎようとする中、自分は何を残せているのだろう。

目の前のことでいっぱいになっている自分に少し嫌気がさしますが、、、

 

何となく暗い入りでしたが、そう思ったりするんですよね。

 

 

自分には家庭には家族がいて、職場には部署のメンバーがいて、

それを抱えてるのですが、、、

 

自分がどんな影響を与えられているのか、不安になることもあるんです。

 

 

センチメンタルですwww

 

 

さて今回は、

 

 

 

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問題児-三木谷浩史の育ち方- / 山川健一著

 

 

知る人ぞ知る楽天の三木谷さんの生涯を語る一冊です。

本文から

三木谷浩史は十分以上に悪童であった。問題児だった。
中学で煙草を吸い、競馬、パチンコ、麻雀に入れ込み、父親の財布から金をくすねた。
成績はふるわず、中学校の通信簿は5段階評価で2と3ばかりである。
欠席日数40日以上、遅刻は30回以上。それが高校2年まで続く。

 いつ道をそれてしまってもおかしくない危うさを、この少年はずっと内側に隠し持っていたのだ。

 そうならなかったのは、少年の背中を、いつも見てくれている存在があったからだ。
父親である。勉強ができないことを、そもそも勉強しないことを、父親は一度も叱らなかった。
母親もそうである。

 だが息子の背中を見ていて、ちょっとまずいなという時にはトントンと肩を叩き、
小声でアドバイスしてきた。
道をそれる直前で、少年は太陽に照らされた明るい世界に戻ってくることができた。

 少年の両親は、日本の多くの家族がそうであったように、大きな戦争と敗戦をくぐり抜け、貧しい時代を乗り越えてきた。
決して多いとはいえない給料で、3人の子供たちを大学にやった。
母親も学習塾で働き、生計を支えた。

 その過程で、「本質を見る」ことの大切さを痛切に感じるようになった。
だから両親は息子にもそうしてほしいと願ったのである。」


まさに大事なのは本質を見極めること。
本質を見極めることができたから、本の学校教育にもはまらなかったのだと思う。

また、太陽のような存在であったという表現が随所に出てくるが、
それを物語るエピソードも面白い。

家族で移り住んだ海外で、英語も一言もしゃべれない三木谷さんが、
学校の初日に友達を連れて帰ってきたという。

 


すごいw


また、メンターの大切さも感じました。


三木谷さんにとっては父親がそれであったように、フラットに語れる存在。
斜め上からアドバイスをくれる存在が必要だなと。

三木谷さんのお父さんは父親の視点と、経済学者の視点と両方で接していた。
意見の交換も活発で親子の会話というよりはビジネスの会話が親子の会話になっていたよう。

如何にして三木谷さんが楽天を創設に至ったのか、今も持っているその想いは、その源泉は、
内容の濃い一冊でした。

 

 

 

 

 

Cheers

 

 

 

お金 2.0 -新しい経済のルールと生き方-

なんだかんだ少しずつ夏が近づいてきている感じがします。

 

私はどちらかというと冬が好きなタイプなので、、、

というか暑さに弱い。。。

 

 

両親が東北だからでしょうかw

 

 

さて今回は、

 

 

 

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「お金 2.0 / 佐藤航陽」

 

結構人気があるようです。

ITのメタップスの社長が書いている本ですね。

 

経済とは何か、そもそもの仕組み。

また、今後どのように経済が変化していくのか、

近年の流れから推察されています。

 

的を得てる内容ばかりですね。

 

流石、メタップスの社長です。

決済サービスにシステムとして入り込んでるわけです。

 

【持続的かつ自動的に発展していく「経済システム」の共通点】
①報酬が明確である(インセンティブ
→生物的な欲望(衣食住、子孫を残す)、社会的な欲望(金銭、承認、競争)、3M(儲けたい、モテたい、認められたい)


②時間によって変化する(リアルタイム)
→常に状況が変化するということを、参加者が知っていることが重要


③運と実力の両方の要素がある(不確実性)
→不確実性が全くない世界では、想像力を働かせて積極的になにかに取り組む意欲が失われる


④秩序の可視化(ヒエラルキー
→実際に社会で普及した経済システムは例外なくヒエラルキー(偏差値、年収、売上、価格、順位、身分、肩書き)が可視化されていて、明確な指標となる


⑤参加者が交流する場がある(コミュニケーション)
→参加者同士が交流しながら互いに助け合ったり議論したりする場があることで、全体がひとつの共同体であることを認識できる

 

 

また、経済は資本主義から価値主義へと変化している。

 

・可視化された「資本」ではなく、お金などの資本に変換される前の「価値」を中心とした世界に

・「資本主義(capitalism)」から「価値主義(valualism)」へ

・価値の三分類=①有用性としての価値、②内面的な価値、③社会的な価値

 
新しいサービスだがどんどん発展している中で、今後も拡大の余地があるのは、
管理者を立てずとも自走する仕組みを持ったサービス。
 
FB、youtubeビットコイン、ショウルームなどなど、、、
 
新しいサービスのヒントも随所にちりばめられた作品でした。
 
 
ビットコイン年明けに開設したんだけど、放置していたので、
真剣にやってみようかと、改めて思いました。
 
何年かしたら、国のお金なくなるのかもしれませんね。
 
今のうちに投資ができたらしたほうが良いのかも。。。
 
 
 
 
Cheers
 
 

 

 

学力の経済学

私は今30歳なのですが、28の時に娘が産まれ、

現在、2歳5ヶ月。

 

可愛い盛りで、生意気な一面も垣間見るのですが。。。

 

気になるのはどのタイミングから本格的に教育に踏み込むかなんですよね。

また、どんな教育が効率が良いのか。

 

好きなことさせてあげればいいじゃん!

勉強とかはあとで、いっぱい遊ばせて!

 

そんな意見を結構耳にしますし、どうしよう!!!!!

 

なんて悩んでいる方も多いと思うんですよね。

 

娘と同時に私の親年齢も上がっていくんですが、

親年齢2歳5ヶ月なので知識もなく。。。

 

 

そんなときに手に取ったのがこの本でした。

 

 

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「学力」の経済学 / 中室牧子 著

 

タイトル通り、教育にフォーカスした経済学のお話でした。

 

みなさん、経済学といって堅苦しいイメージ持っていませんか?
経済学の大部分は統計。

「今までこんなことやってきてこんな結果が出ています。」
といった内容で、本書は文字通り教育についてが主題となっていました。

冒頭に申し上げた通り、悩み多いんですよね。

「ご褒美でつっていいのか?」
「ほめて育てる方がよいのか?」
「ゲームをすると暴力的になるのか?」

などなど、結構日常的に議論になりつつも結果的に答えが曖昧になっていたものに対し、統計的にこんな結果が出ているといったように示唆してくれています。

かなりおもしろかったです!

一番「なるほど!」と思ったのは、子供の教育は投資であり、就学前に教育を実施した方がリターンが大きいという統計結果が出ているとのこと。

つまり、2-3歳から始めた方が良いらしい。

また、結果でなくプロセスでほめてあげるとどんどん伸びるし、
ご褒美もプロセスに対してあげると良いらしい。

「1時間勉強したらシールをあげる」

といったように、金銭だけでなく行動に対し本人が好きなものが良いようです!


娘にもやらしてあげたいと思いました。

 

と思って早速!!

 

調べてみるとやっぱり「こどもちゃれんじ」がよさそう、、、

 

月額500円から始められるし、登録してみちゃいましたw

 

みなさんも是非!

 

 

Cheers.

 

 

これからのマネジャーの教科書

GWが明けていよいよ夏が近づいてくると思ったら。。。

 

寒い日が続いてしまっています。。。

 

コートしまったのに。。。

 

さて!

 

今回はこちら、

 

 

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これからのマネジャーの教科書 / グロービス経営大学院著

 

≪要約・書評≫

マネージャーには以下3つのスキルが必要。
-----------------------------------------------
組織で成果を出す力[スキル]
仕事に対する想いの力[ウェイ]
周囲の考えとの違いを乗り越える力[ギャップ]
-----------------------------------------------

3つの力を獲得、強化し、自分自身を変えることで、「期待を超えるマネジャー」になれるというものであり、上記3つの解釈やそもそもマネージャーとはといった内容。

特筆すべきは、体験談の多さ。
7人のミドルマネージャーの体験談(これまでのプロセスや考え)を収録し、どのような事象に対し、どのように乗り越えたかが記載されている。

共感できる部分もあれば、こんなこともあるんだと思わさせられることもあり、参考になった。

ただ、後半部分はこの体験談がおおよそを締め、本書の半分以降はこの内容だったため、インプット内容としての部分は上記の3つのスキルが大事ってことに留まったことが、若干の期待外れを招いている印象でした。

 

次回もよろしくです!

 

Cheers.

 

 

 

ダークサイドスキル

はじめまして。

 

本日よりビジネス書の書評を中心とした、

本を紹介するブログを始めます!

 

自身がインターネット広告代理店で部長職を務めていることもあり、

本も好きでたくさんインプットするのですが、

アウトプットする機会があまりなく、、、

 

拙い文で恐縮ですが、お付き合いいただき、

少しでも興味をもって頂けたら嬉しいなと、、、

 

 

初回の今回は、

 

「ダークサイドスキル / 木村尚敬 著」

 

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タイトルは一見どぎつい感じですが、

決して「スターウォーズ」の話ではなく。。。

 

これからを生き抜くリーダーには表を行くブライトスキルと
きれいごとでは語れないダークサイドスキルの両面が必要となってくる。

ダークサイドスキルは泥臭く、他人に影響を与え、組織を動かすためのスキルのこと。
現場に立つミドルリーダーとして、トップにどのように情報を伝え、
業務実態に即した意思決定を引き出すか。


逆に部下から適切な情報を引き出せるような、信頼される中間管理職となるには
どうしたらいいのか。


たとえば、飲み会やランチを重ねることで、組織図とは別の社内での人間関係を作るなど、実践的な知恵が多々盛り込まれている。


きれいごとだけでは難しいことはたくさんある。
それは実際に私がこの役職を与えられ組織を引っ張る立場でもそうだと思う。

でも要は使い分け。

なくしちゃいけないのは情熱と信念。
これにつきると思います。

 

本書には対談も含まれており、良品計画を立て直した、

松井忠三氏と著者木村さんの対談もありました。

 

茨の道を茨を払いながら前に進むには、

きれいごとだけでは進めないんですね。

 

 

ご購入はこちらから!

 

Cheers